アート | 陶工房 美土里の洞 通信

陶工房 美土里の洞 通信
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群馬県・白根山と浅間山。二つの雄大な山の足元に暮らし、作陶する日々。
【 陶ギャラリー美土里の洞HP】http://midori-hora.moo.jp

明日から小布施、そして来週末いよいよOPEN! 21:50
……以上お知らせでしたっ、ソレデハ! と、アタフタ引っ込みたいところですが(かなり焦ってる)
たまの更新、それではあんまりなので頑張ります。 
いよいよ来週末に迫るGW。4月27日(土)から今期のギャラリーもOPENいたします! 陶芸教室のほうも再開しますので、どうぞ遊びにいらして下さい。 
初心者も小さなお子様も楽しくオリジナルの器が作れますよ。予約制になりますのでお早めにどうぞ。 

さて!その前に、明日あさっての二日間は長野県・小布施で開かれる「境内アート×苗市」に参加します! 
(前回もちらっと書きましたが→)毎年たのしみにしている大好きなイベントです。

このまぶしいポスター(作・ナカムラジンさん)からお察しの通り、 昨今のアート・クラフト系イベントに蔓延しているほっこりライフスタイル風味はかなり薄いです。 
「時代の気分」を振り切って「オレの気分」で突っ走ってる参加者が多いのです、たぶん(笑) 
そこに足を運ぶお客様たちもまたバラエティに富んでいて、それがとてもオモシロイ! 
なにより会場となる玄照寺さんの懐が深く、和尚さまが先頭切って全面開放。 
だからよけいに皆つられて開放的になるのかな。 
アート・クラフトのみならず、いろいろな苗木や骨董、古本、美味しいモノもたくさん集まります。
十人十色の日常にポッと現れたフラットな異空間。みんなで寄り道を愉しむ二日間。
 小布施はちょうど花々も美しい頃でしょう。
どうぞお出かけ下さい。
 お天気が少し心配ですが……羽織もの忍ばせて、散策がてらぜひぜひ!
そういえば去年、参加者の間でも当たる!と大評判だった手相観のおばさま(柔和な宮城まりこ風・鑑定料500円!)はまたいらっしゃるかな? 時間差でそれぞれ観てもらったら、私は「あげまん」シショーは「逆玉」と言われ。イベント終了後に片付け中の私たちを見つけて「あらっ!ココとココが夫婦だったの!ナルホド!」と指差して爆笑された。真偽はさておき狙ってます、おでこに極太油性マジックでデカデカと「逆玉」!……いつか小憎たらしい時にでも(笑)
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展示その2…in千葉「Gallery&Pianosalon無名舎」 22:08
前回お知らせしました南青山「GEM ART」(現在開催中・9月11日まで)に続いて
千葉県印西市の「無名舎」で個展が始まりました!

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「ビン〜ノスタルジーを瓶に込めて」

会期>2011.9.5(月)〜9.10(土) 11:00〜16:00(会期中無休)
場所>Gallery&Pianosalon無名舎
   千葉県印西市小林浅間3-4-4
  (JR成田線「小林」駅より車1分・小林牧の里、銀の塔「銀の丘」を入った右奥)
   TEL:0476(97)2556
   ※昨年12月に参加した展示の記事はコチラ→

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吹きガラスで作られた、レトロな瓶(ビン)。
そのトロリとした風合いと愛嬌のあるフォルムには
硬質なガラスでありながら、ぬくもりと郷愁を感じます。
いつどこのものなのか……不思議な佇まいに誘われて
路地裏に迷い込むように細い口をふと、のぞきこみたくなる。
そんな密やかなノスタルジーを「ビン」にこめてお届けします。(↑…ボクらも口笛ふきふきお供します)

今回搬入のため、初めて無名舎さんへ出向きました。
印西市小林は関東唯一の「白鳥の郷(さと)」として有名ですが、
訪れてみると、こんもりした「杜(もり)」があちこちにあり(お寺や古墳がたくさんあるのだそうです)
のんびり散策してみたくなるような魅力的な町でした。
閑静な住宅地にある「無名舎」さんも大きな窓と古民家風の内装がとても居心地がよく、
古木とアンティーク+モダンなしつらえのバランスも絶妙。
そしてまるで床から生えてきたかのように自然な佇まいで並ぶ、2台のグランドピアノ!
「スーパーピアノレッスン」(←この番組大好きだった)みたい。
オーナーのTさんはピアノの先生でもあるのです。
搬入作業後のピアノ談義、とてもおもしろかった。Tさんのような先生に習う子どもたちは愉しいだろうな。
……つい脱線してしまいましたが、ほんとうにすてきな空間でうれしかったのです。
さて台風一過、さわやかな風。秋の訪れを頬に感じます。どうぞお出かけ下さいね。
不思議な「ビン」たちが皆様のお越しをお待ちしております!

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展示始まってます!in青山「GEM ART(ジェムアート)」 23:15
ややっ9月!(わ、わざとらしいか……気まずくてつい)
8月は頭上をかすめてヒューンと矢のごとく。さて大急ぎで告知します!
東京・青山のギャラリー「GEM ART(ジェム アート)」でグループ展に参加しております。

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「初秋のバザール」
アトリエか猫(テキスタイル)・陶工房 美土里の洞(陶芸)・中川 晃(ガラス)・松岡えりこ(野のかご)
※五十音順です

会期>2011.8.25(木)〜9.11(日) 11:00〜18:30(月曜休・祝祭日は営業)
場所>GEM ART(ジェム アート) 
   東京都港区南青山6-1-6 パレス青山109
  (根津美術館正門前・地下鉄「表参道」駅A4・A5出口より徒歩8分)地図→
   TEL:03(3400)1271
   HPはコチラ→

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大振りの花器から小さな花入れ、カップなどなど。
どれも皆、時を経たような少し不思議な存在感。銅版画を思わせる図柄は、
シショーが長年集めに集めたガラクタ宝もの(古い時計やオルゴールの部品)が大活躍です。
私は壷人の新作を。たまにイレギュラー(ダブルフェイスとか+鳥とか)もありながら
基本姿勢は崩さず。口笛ふきふき我が工房の隠れた人気者(この夏うなされるほど作ったから言わせて)です!
※写真は搬入前に美土里の洞の工房とギャラリーで撮りました。
展示は今回は全面的にお任せしました……「GEM ART」のHさん、プロデュース(?)して下さったOさん、
そしてWちゃん、大変お世話になりました。感謝しております!


今回お世話になっている「GEM ART(ジェムアート)」は、
美術家・村山知義のご子息夫妻による私設美術館「ギャラリーTOM」のミュージアムショップ。
私は村山知義をずっと「童画家」だと認識しておりましたが(復刻版ですが絵本を持っています)
あらためて調べてみましたところ、前衛芸術運動を経て、絵画・装幀・小説・戯曲・舞台美術・舞踏・演劇……
「日本のダヴィンチ」「演劇界の巨星」などと称されていたようです。マルチ芸術家!
手元にあるとぼけた童画は偉大な才能の一角に過ぎなかったんだなあ。
(但しその絵本の奥付にある著者紹介には「真骨頂は童画にある」と、アリマス)

ここ数日は台風の影響が懸念されましたが、
(こちらの山も一時は大荒れ。夕べは倒木でふさがれた帰り道を泣く泣くUターンする羽目に遭いました)
都内はまだまだ残暑がきびしいようですね。
にもかかわらず、会期早々にお越し下さった皆様方!ありがとうございます!
昨日追加した作品もありますので、よろしければ後半の展示も覗いてみてください。
お向かいの根津美術館は、敷地内の閑静な日本庭園に庵(いおり)が点在する「都会のオアシス」。
しばし夏の疲れを癒しつつ、初秋の青山散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?
皆様のお越しをお待ちしております!

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1ヶ月が過ぎました。 23:57
いまだに「まさか」の坂を転がるような日々。

逆境に燃えるタイプのシショーは、近年まれにみる集中力と勢いでガンガン作っております。
そういえば昔、「天変地異が起きたらどうする?」と聞いた私に
「俺は一番大きい木にからだを縛っておく」と即答したシショー。
木に、自然に、絶大な信頼を寄せているわけです。だから動じないのかな。
ハチも相変わらずマイペース。我が家の男性陣は飄々とたくましい。

私はというと、少々情けなくて
濃い霧が晴れるように、じょじょに周囲の状況が見えてくるにつれ
自分が無用の長物に思えて、考え込んでしまう時もありました。
最近は不安と開き直りの間を行きつ戻りつしながらも、おおむね元気です。

時間がたてばたつほど、知れば知るほど腹のたつ原発問題。
まず子どもたちは守らなければ、ということは確信しましたが
プロアマ問わずたくさんの論客がいらっしゃって、真実がみえにくい。
きちんとわかりたくて、いろいろ見たり読んだりしましたが整理がつきません。
そこでこのモヤモヤを解消すべく、年頭に書いた通り「虎の巻」を使うことにしました。
私の超個人的見地から得た法則→「寝癖をかまわない人はジャンル問わずホンモノ」!
……というわけで「京大・小出裕章先生」の発言に注目している今日この頃です。

近況はこの辺にして、本題の告知を。
明日4月16日(土)17日(日)に、長野県・小布施町の「境内アート小布施×苗市」に参加いたします!
詳細は下記のHPをご覧下さい。

「境内アート小布施×苗市」HP→

参加4年目。今年はシショーの新作オブジェ(花器として使用可)が壺人をお供に参上いたします。
ハチも皆様をお出迎えすべく明日に備えてシャンプー済みです(笑)
毎年このイベントの時は境内の見事な桜も楽しみにしているのですが、今年は殊に待ち遠しいなあ。
どうぞお出かけ下さいね!
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とりいそぎ、境内アート! 23:46
いよいよギャラリーのオープンを目前にして、
頭の中は警報ビービー赤色ライトビカビカ、爆発寸前の宇宙船のようですが
とりいそぎ、境内アート・小布施の写真を!(撮影・シショー)

まずは、美土里の洞の展示。
レトロな階段は持参しました。ご苦労さま〜。
お寺全体フル活用した展示やパフォーマンスは、楽しさ倍増! クラフト、骨董、食品、ライブ演奏、そして原点である苗市も充実していたそうです。
美土里の洞の作品をご覧下さった皆様、お買い上げ下さった皆様、
そして我が家のハチを可愛がって下さった皆様、ありがとうございました!

シショーはメジャーな巨大クラフトフェアよりなんだか皆ノビノビしてて好きだ、と申しておりました。
確かにビジネスの香りが薄い分、我が道を無邪気にスキップできるのかも。

暗いニュースが多い昨今。
知人との不景気な世間話の後、でもアート系の人って楽天的よね、と言われました。
私はたまたまそういう系統の仕事に就いてきただけで、決してゲージュツ家ではありませんが、
アートに限らず「創作」が日常にある人たちは、現状を100%絶望することはないような気がします。
「今」なんて完成に向かう一過程にしか過ぎないことを、創作体験の中で知っているからです。

ひとしきり技法の話をした後で「……まっ(作品が)よければいいんだ」と言い放つ、尊敬する陶芸家・某氏。
「腕に付いた技術は誰にも奪えない」そういう母の教えが支えになった、と戦中戦後を朗らかに振り返る、
ギャラリーで知り合ったチャーミングなご婦人。
どちらの言葉も、そして境内アートのような空間も、私の中の真理とバッチリ一致。
その確信によって、元気に楽天的になれるのです。

さてさて、続く告知はブログ無精の私が放つ奇跡の連続投稿。
どうりで今日の草津は雪でした。(ホント)
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「東西南北天と地」 14:03
今年の年明け1月4日から、群馬県立近代美術館で六合村在住の彫刻家、
スタン・アンダソンさんの展覧会が開かれています。

スタン・アンダソン「東西南北天と地ーー六合村の一年」
会期>2009.1.4〜3.29  会場>群馬県立近代美術館(開館時間は9:30〜17:00月曜休館)
詳細はHPをご覧下さい>http://www.mmag.gsn.ed.jp/

↓は、恐れながらDMとパンフレットより不肖の抜粋コラージュ。
実際のパンフは新聞紙大、我が家のスキャナーには手に終えずやむを得ずアシカラズ、です。
現物はもっとずっとカッコイイのでぜひ美術館で手に入れて下さい。


なにしろ会場に一歩足を踏み入れた瞬間、うわぁ……と圧倒されました。
あんなふうにワクワクした空間は久しぶり!
以下はパンフレットに寄せられたスタンさんの言葉を転載します。

「群馬県六合村は『ろくごう』ではなく、『くに』と読む。『東西南北天と地は一つの六合(くに)をなす』
 という古事記の言葉からきている命名で、昔から世界中にあった古い世界観を表す。
 すなわち自分の世界(くに)は自分のまわりの四方、足の下の大地、
 頭の上の天によってできている、ということである。
 昔の人はその狭い世界をよく歩いて、そこにあるものを知り尽くしていた。
 現代人は(私も含めて)もっと広い知識を持っているが、案外、自分のいる場所をそんなによく知らない。
 今回、県立美術館で展覧会をする機会を得て、今住んでいる六合村の「東西南北と天と地」と美術館を
 何とか結びたいと思った。
 山林に囲まれている自分の家を中心にして、与えられた展示室と同じ形、
 同じ方向性のある区域を地図の上に設定し、その中でひたすら歩くことから始めた。
 美術館の部屋は11×22メートルだが、現地で2×4キロの区域を決めて、
 一年十二ヶ月の間に四方を歩き、実際に見た動物12種類を選んで、
 森で拾ったもの(毛皮、骨、巣、森の木など)で、作品を作った。
 また、自分で歩いた道(林道からけものみちまで)を森の木で美術館の床の上で再現し、
 展示空間全部を六合の山林を思い起こす一つの作品にした。
 歩く期間は、美術館の改修工事などで、一年間から三年に延びたが、
 それでも自分の周りの自然をほんの少し理解し始めたところである。
 この経験を展覧会を見に来た方々と分かち合えればと思う。」


(承諾を得て撮影させて頂きました。相変わらずピンボケ写真で申し訳ありません……)
私たちが会場に伺った時、「このあいだ猟友会のおじさんたちが猟が中止になったから、と観に来てくれたんだよ」とニコニコ愉快そうに話していたスタンさん。
そういうの、いいなあ。幸せな芸術の在りようを見たような気がしました。

私たちが行き来している六合村の暮坂芸術村に、スタンさんは日本人の奥様と暮らしていらっしゃいます。
数年前から一緒に窯焚きをしたり、和紙作りをレクチャーしてもらったり、と仲良くさせて頂いておりますが、
なによりシショーとスタンさんは「動物の死骸収集」という希有な共通項がありまして……
(スタンさんは作品の素材として、シショーはもっぱら筆作り&作陶の資料&食←この件については
07.2.15「しっぽ&筆コレクション」07.2.17「しっぽをもらって筆を作ろう!」に詳細アリ)
実際、シショーの得意満面「俺、この間フクロウ(の死骸)拾いましたよ♪」なんて類いの自慢話に
「えっ!ホント!どこでですか!?」と目をキラキラ羨ましそうに喰いつく人は、スタンさんくらいです(笑)
(ちなみに二人共、殺生はしません。車に轢かれたりした死骸を山で拾ってくるのです)
そしてその陰で「今さあ、うちの冷蔵庫に野ネズミ(のミイラ)が二匹入ってるんだよ……」
「……うちもね、妙にちっちゃい肉の固まりが大事そうに入ってるけど、
アレ絶対ビーフとかポークじゃないと思う」(後日イタチと判明、さすがに抗議した)
なんていう通常ドン引きされそうな愚痴を私が分かち合えるのは、スタン夫人しかおりません。
Sさん、冷蔵庫になにが入っていようと、お互いくじけず生きていきましょうね(笑)

死骸、といえば(この手の話題苦手な方はゴメンナサイ)……
ネイティブアメリカンの文化に造詣が深いスタンさんから、印象的なお話を伺ったことがありました。
彼らの洗礼を受けると一人に一つ、その人だけの特別な力を与えられるらしいのですが、
その文化に傾倒して自ら洗礼を受けた仲間の一人が
自分は「動物の死骸がどこにあるか分かる能力」を授かった!と、喜んでいたそうです。
動物の死骸の在処がわかるって……?当初はその仲間の喜びようがピンとこなかった、というスタンさん。
一方その頃のスタンさんは、アトリエとして借りた土地でティピー(ネイティブアメリカンのテント)暮らし。
そこに一匹のネズミが居着いてしまい、食料をかじられたりして困っていたのですが、
そのうちネズミは大した量を食べないことが分かり(笑)いつしか共存を認めるように。
ところがある朝。汲み置きしてあった水桶を覗いたら、その同居ネズミが大の字で浮かんでいた。
朝の光の中、透明な水面に静かに浮かぶ溺死したネズミのシルエット。
その時その光景を、なぜかとても美しく感じたそうです。
そこで初めて、仲間が授かって喜んでいた「動物の死骸の在処がわかる能力」の意味がわかったような気がして
それが動物の身体を作品に取り入れるきっかけになった……とのことでした。

(つい横道にそれてしまいましたが)
有名建築家が設計したという近代美術館のモダンな空間に、スタンさんが結んだ六合村のおおらかな山の息吹。
「東西南北天と地」全方向にぐるりと開いている作品群は、その堂々としたリアルで圧倒しながらも、
森の上に広がる晴れ晴れとした空へ導いてくれるようでした。
展覧会は今月29日まで。興味のある方はどうぞお急ぎ下さいね。
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