クラフトフェアで作った陶板。焼きあがりました! | 陶工房 美土里の洞 通信

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群馬県・白根山と浅間山。二つの雄大な山の足元に暮らし、作陶する日々。
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クラフトフェアで作った陶板。焼きあがりました! 22:45
前回告知させて頂いた「第一回・北軽井沢の杜クラフトフェア」のご報告。
終盤は雨が降り出して少し早じまいになってしまったものの、おおむね穏やかな秋晴れに恵まれました。
スタッフの皆様のあたたかな熱意とご尽力から生まれたピースフルな空間。楽しく満喫させて頂きました!

美土里の洞「アース・ワークス〜地球と遊ぼう!」と銘打ったワークショップでは地元・嬬恋の土を使用。
この辺りで採れる火山地帯特有の土は鉄分が多く、たいがい単身では扱いづらいのですが
これはシショーがキノコ狩り中、ひょいと見つけた見慣れない白っぽくて少しボソボソした土。
試験ピースを焼いてみたらいわゆる「もぐさ土」に似てる!これなら単身でイケル!ということで即採用。
クラフトフェアを見に来て下さった地元のおじいさん曰く、
かつて村に「壁掘り場」という家の土壁に使う土を採掘していた場所があり
そこで採っていた土に似ている、とのこと。思いがけず土地の歴史と繋がって、嬉しくなる。
そして、いざスタート!ないアタマひねって掲げた(今思えば)大仰なテーマは、
参加してくれた子供パワーにあっけなく振り切られ(笑)
シショーが用意したタタラ板(粘土を板状にのしたもの)はいつしか無法地帯に。
ま、そのおかげでノビノビ参加してもらえて、皆のタガが外れるのも早かったみたい。結果オーライです!
‥‥‥さてさて、参加してくださった皆さま。大変お待たせいたしました!
先日の青空と紅葉のもと、皆さんと完成させた陶板を野焼きで焼き上げました。どうぞご覧下さい♪

制作風景はこんな感じでした。↓

かわいい雪だるまで、馴染み深い雪景色を土の上に再現する地元の子。
その横で土のお花を咲かせる子が現れ、続いて笑顔の動物たちがぞくぞくと集まり始める。
慎重に場所を選びながら押していたハンコの模様もじょじょに走り出し、
ぐいぐい竹串でなにやら夢中で描いていた子は、ついに土の上に乗っかってしまう。
コラコラとおかあさんにたしなめられて後ずさりしかけたところへ
ドーゾ、うちのハチも足跡つけてたよ。とあおったら、
ニッコリ張り切って陶板の端から端までズカズカ横断。運動ぐつのちっちゃな足跡、面白い面白い。
こんなふうにみるみるどんどん、いろんな形が土の上に湧き出て来る様子が楽しかったです。
そして、焼き上がった陶板の予想以上の出来栄に大満足!
土の豊かな表情を飽きもせず眺めていたら「天地創造」なんて大袈裟な言葉がふっと浮かび、
ひとりニヤついてしまいました。
ギャラリーに飾ってありますので、どうぞ観にいらして下さいね。

実は私、今回が初・野焼き。いや〜あれほど面白いとは!手ごたえ大有り!
Nさん、ご教示ありがとうございました。
興奮と感動と笑いと鼻血(←シショー)。楽しかった野焼きの顛末は、日をあらためてお伝えしますね!
| 陶芸・やきもの | comments(0) | trackbacks(0) | posted by ミドリノホラ
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