あれよあれよと言う間に師走です。
例年ならば、ひと足早く雪化粧する遠くの山を
干しっぱなしのシーツのようにハッと見つけて
冬の間近を実感するのですが、今年の冬将軍には
遠くも近くも、ひといきに丸飲みされたような気がします。
さて、毎度の事後報告ですみません!
2016年のギャラリーも、おかげさまでたくさんのお客様にお越し頂いて
感謝のうちに幕をおろす事ができました。ほんとうにありがとうございました!
※教室の作品の焼成・発送作業が遅れており、一部の皆様にご心配おかけして申し訳ございません。順次お送りしておりますので、どうか今しばらくお待ち下さいませ。恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
早々に今年を振り返りたいところですが、その前に!
明日から始まるたのしい展示会のご案内。
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「10人10手(じゅうにんじゅって)〜笑顔をつくる陶芸展」
日時>2016.12.8(木)〜10(土)11:00〜17:00(最終日は16:00まで)
場所>KAFE→★ 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原鬼の泉水1486-100
つくることの先にあるのは
いつだって家族の笑顔!
村のおかあさんたちの、たのしい陶芸展です。
クリスマスを彩る小物も作りました。
プレゼントにいかがでしょ?
「KAFE」のおいしいコーヒーと、あたたかな薪ストーブと共に
皆さまのお越しをお待ちしております!
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もう6、7年前になるでしょうか。
村の子育てサポートのグループからお声掛け頂いて
それから毎年、母と子の陶芸教室を開いております。
その中から意欲のあるおかあさんたちが
ギャラリーの教室のほうへ、通って来てくれるようになりました。
始めた頃は、きまじめに湯呑みやお茶碗など基本的な器を作っていた彼女たち。
それがだんだん各自タガがゆるみ出し、ノビノビ手が動き出し、
思いがけない引出しが開き出して…いつしか個性全開!
彼女たちの作品や、そのエピソードなどがあまりにオモシロイので
ちょっとさ、皆でそろそろ発表会?展示会?開いてみようよ!となったのです。
「わたしの一品」なんて往年の某美術番組ばりのコーナーでは、
はじめに見本で私がおちゃらけたものだから(?)
皆さんノビノビはじけたコメントを用意してくれました。必見です。
そして日常で作品を使っている様子の写真も各自に用意してもらったのですが、
またこれが楽しくて…眺めているとなぜだろう、明日からがんばろう!という気分になります(笑)
子育て、家事、畑仕事…村のおかあさんたちは、ほんとうに働き者。
その合間をぬって「つくること」の先にあるのは、やっぱり家族の笑顔なのです。
創作をたのしみながら家族を想う、彼女たちの無邪気な熱量に
微笑みながら、つられて元気がわいてきます。
会場のKAFEさんでは、おいしいコーヒーと薪ストーブ、
(お天気もよさそうなので)やわらかい冬の日差しものんびり楽しめるでしょう。
どうぞ、お立ち寄り下さいませ!
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「その一」→★は初日こそ時々ショボショボ雨模様だったものの、
二日目は過ごしやすいお天気に恵まれました。
今回あらためて感じた北軽井沢の杜クラフトフェアのよいところ。
回を重ねるごとに増えた遠方から目指して来てくださるお客様たちが、
地元や別荘の皆さんと一緒に寛げる心地良さ。
個人的にも、想像以上!と喜んで下さった工芸のメッカ(?)金沢からのお客様たちから、
地元のフロ友さんたち(服着てることに照れる)まで、うれしい公私混同の二日間となり
とてもたのしかったです。
皆さま、ありがとうございました!
さてさて、出展その二。
軽井沢・追分宿は、堀辰夫や室生犀星ゆかりの文化香る宿場街道。
そしてその名も「文化磁場」油やさんに
今秋もアート、クラフト、古本、美味が集結します!
「第七回 信濃追分ホンモノ市」→★
●日時>2016.10.9(日)10(月)10:00〜16:00(9日)/9:00〜15:00(10日)
●会場>信濃追分文化磁場油やの庭と新館ギャラリー
油や界隈の好きなところ。
美術室と図書室が入り交じったような、
静かにギュギュッと果てしない自由が詰まってるような、そして
時代の気分よりオレの気分な感じ(笑)…和むのです。
飄々としつつ堂々と根を張って、梢を軽やかな風にまかせる大樹のような…そんな場所。
二日間、私たちも楽しもうと思います!
どうぞ皆さまも軽井沢散策がてら、遊びにいらしてくださいね。
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声高な(NASA発表!とか)猛暑予報に身がまえて迎えたこの夏は、始まってみれば雨続き。
腕まくりも早々におろして残暑も束の間、お彼岸前にはストーブ出動!
お天気に恵まれなかったせいなのかな、おかげさまで陶芸教室が連日の盛況でした。
一昨年あたりから界隈の風が変わったことを感じていましたが、
新しく始まったよい出会いに恵まれて、うれしかったです。
そしてお馴染みの皆さんの笑顔に、殊更ホッと癒されたシーズンでした。
さて!
繁忙期がひと段落して、本格的に秋。
恒例の出展が続きます。まずは明日明後日、地元!
「第9回・北軽井沢の杜クラフトフェア」→★
●日時>2016.10.1(土)2(日)/10:00〜16:30(2日目は16:00まで)
●場所>浅間ハイランドパーク
もう9回目になるのですね。
いろいろ感慨深い…は、さておき、楽しみたいと思います。
澄んだ高原の秋空のもと、お待ちしております!
どうかどうか、晴れますように…!
(雨雲吹きとばせー!の願いをこめて↓)
(恥ずかしいのでコッソリ)
先日FM軽井沢に出演してクラフトフェアの宣伝をしてきました。
その時チラッとふれた作品を持参します。
浅間山が噴火した時に集めた火山灰を練りこんだ作品「アサマノトリ」。
火山灰の鉄分が霜降り状に出ておもしろい…んだけど、ガスが出て窯痛めるのがタマにキズ。
当時の記事→★とか→★…このあたり、よろしければ暇つぶしに。
それにしても…むかしはせっせと書いていたなあ、ここ。我ながら。
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※8月12日追記有り。朗報!
残暑お見舞い申し上げます!
長っ尻の梅雨がようやく明けて、高原は繁忙期まっただなか。
観光地にとってオリンピックの年は、お商売的に試練の年と聞きました。はてさて。
ものは考えようです。暇じゃなくて閑(ひま)。
みじかくもまぶしい夏が長閑(のどか)なのも悪くないよね。楽しみましょう♪
…と、ここまで書いてふと冷静にカレンダーをあらためたら気づいた。お尻の火。
やっぱりいつもの、全力疾走の夏になりそうです。
コントラストの強い木漏れ日は、ミラーボールのように目くらます。
チラシ一枚目。
「なに屋だかワカラン」という声にお応えして(今更感にはフタをして)写真満載のチラシを作ってみました。
さっそくシショーのところへ「(写真を指さしながら)コレハオマエガ作ッテイルノカ」と
海外のお客様が訪ねて来たそうです。よっしゃ。
私はチラシとフライヤーの違いが未だにワカランです。ライブハウスで開演を待ちながらビール片手にツッコミ入れつつ眺めるアレがフライヤーだ。合ってる?
陶芸教室は、貸し工房のような空間でゆったり作陶を楽しんで頂くために、
予約制で承っております(お盆中と週末はほぼ満席となっております)
できるだけ調整を心掛けていますが、夏休み中は
やむを得ずご相席をお願いする時もあります。どうぞご了承ください。
一品体験教室>午前の部●10:30〜 午後の部●14:00〜(各回定員7〜8名まで)
手びねり(手まわしロクロを使います)で
初心者やお子様でも楽しみながらオリジナルの器が作れます。
所要時間は個人差ありますが、通常1〜2時間を目安にしてください。
料金はお一人様¥2500(小学生未満は¥2000)+送料
要予約でお願いいたします。詳細など090(2932)8419までお気軽にお問い合わせ下さい。
※草津の工房でもお受けしております(0279-88-8383)
チラシ二枚目。
高崎の友人の愛犬「えびちゃん」が嬬恋村で迷子中です。無事保護されました!
我が家の亡き賢犬・ハチの孫、そして現役愛犬・チズの甥っ子にあたります。
(右の原っぱダッシュしてる写真はチズ。顔そっくり)
三世代ショットの記事はこちら→★(子犬時代のキュートなえびちゃん!)
このチラシとSNS、新聞の掲示板…手を尽くした甲斐あって
ありがたいことに、連日たくさんの目撃情報と励ましの声を頂いております。
名前を呼びながらお散歩してくださる方、見つけて今、追いかけてるところです!なんて方も。
友人と犬たちと共に捜索しながら、村内の皆さまへ感謝と心強さを感じています。
8月10日現在、おおむね万座鹿沢駅周辺〜芦生田〜鎌原をさまよっていることが判明。
引き続き、情報などございましたらご一報ください。お願いします!
えびちゃーーん!
捜索そろそろ一週間、実感したのは「SNSは届く、チラシは響く」。
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8月11日。失踪から一週間。長期戦の覚悟がよぎる頃、長野原警察署から待望の朗報!
嬬恋村三原在住の方が保護して届け出てくださったとのこと!
駆けつけた先には痩せてはいるものの、ケロリと明るい表情のえびちゃんが座っていました。
ところどころに擦り傷があるけど、いたって元気。むしろ冒険を楽しんできたような顔。
思わず皆でえびちゃんを囲んで、旅人に群がる村の子どものようにお話をせがみたくなりました(笑)
怒濤の一週間でしたが(特に飼い主のHちゃんほぼ不眠不休!)
地元のあたたかさにほんとうに救われました。
無事を報告する先々で「よかったねえ!」と我がことのように喜んでくださった皆さんに、
そして夏の繁忙期にも関わらずえびちゃんの行方を気にかけてくださった皆さんに、
心から感謝を申しあげます。ありがとうございました!
チズ「ばかちん」えびちゃん「ごめん」
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]]>桜のフライングを皮切りに、今シーズンは場面転換の早いこと早いこと。
近況等こもごもありますが、とりいそぎ(←常套句になりつつあるな)お知らせです。
明日明後日の週末は、昨年に引き続き新潟・三条クラフトフェアに出展いたします!
『三条クラフトフェア』HP→★
日時>2016.6.18(土)19(日)
会場>新潟県三条市「槻の森運動公園」
今年は「おのれにっくき腱鞘炎」、春までに制作を間に合わせる自信がなくて、
各イベントへの応募をひかえておりました。
しかしダブついた情熱を文鳥にそそぐだけでは本格的に凹みそうで、ひとつだけ、申し込んだのです。
三条クラフトフェア。いやあ、無事参加できることになってうれしい!張り切って行ってまいります!
制作もスローペースでしたが、間に合わせましたよ!
大地の奥深くからドドーン!と根を張る新潟の森は、いかにも風雪に耐えうるド迫力。
火山地帯の若い森から向かう私たちは、グングン変わる景色に圧倒されつつワクワク。
三条クラフトフェアは会場の雰囲気もさることながら、道中も楽しいのです。
お天気は、これまたうれしい晴れマーク♪どうぞ、お運びください!
※↑の写真(最近よく聞かれるので)ご覧の通り、シショーも元気です!
じつは昨年からじょじょに作品の方向を絞りたい、
てことで一部のクラフトイベント以外は参加を控えたい、とコソッと宣言。
地元で新たに粘土を見つけて来たり、色土の整理を始めたり…着々ウォーミングアップしている様子。
動かざること山ぐちひろし!いよいよ動くのか!?ガンバレ本日めでたく誕生日。
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ミドリノホラ2016、はじまりはじまりー。4月29日(金)よりお待ちしております。
おかげさまで14年目を迎えました!
所在地>群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1052-372 TEL>090-2932-8419
営業時間>10時30分〜18時
定休日>木曜日(夏期無休・イベントなどで臨時休業を頂くこともあります)
※陶芸教室も再開しました。
一品体験教室>午前の部●10:30〜 午後の部●14:00〜(各回定員7〜8名まで)
・手びねり(手まわしロクロ使用)で初心者やお子様でも楽しみながらオリジナルの器が作れます。
・所要時間は個人差ありますが、通常1〜2時間を目安にしてください。
・料金はお一人様¥2500(小学生未満は¥2000)+送料
・要予約でお願いいたします。詳細など090(2932)8419までお気軽にお問い合わせ下さい。
※草津の工房でもお受けしております(0279-88-8383)
オープン前日の教室ご予約状況ですが、5月4日までは終日ほぼ満席になっております。
(中盤にポコンと入る平日の5月2日はまだ空き有り)
ときどき飛び込みのお客様もいらっしゃるので、ご希望の方はお早めにどうぞ。
さあ、明日から連休開けまでノンストップ!
天気予報の雪マーク(!)を二度見しつつ、とりいそぎ今日はここまで。
今期もたのしくがんばろう。どうぞよろしくお願いいたします!
連休中にデキレバ追記します!
すっかりご無沙汰してしまいました。
まずは、いまだ終息していない震災のお見舞いを申し上げます。
これまでに美土里の洞で住所を頂いたお客様の中にも、
はるばる九州からお越しくださった方々がいらっしゃいます。
プライベートでも、心配な、まさに避難生活のただ中にいる人たちもいます。
おいしいお酒と食事を共にたのしみ、酔っぱらったシショーの奇天烈なヘベレケダンスに
おなかを抱えて大笑いしたり。つい先月までのことです。
それが今、何日も家にも帰れず車中で眠れない夜を過ごしている人もいるのです。なんてこった。
夜中のラジオから流れ続ける大きな地震の速報。
ざわつく気分を振り切って、しがみつくように作業に没頭していました。
どうか絶望に呑み込まれないよう…必ずまた見通しのよい道に出られます。
そして、状況に応じて私たちを頼ってほしいと思います。
さて、今期のギャラリーオープンまで残すところ10日。
(ご近所さんたちと比べてノンビリです。じつは2年越しのMy腱鞘炎、先日決意して手術しました。
というわけでもろもろ遅れております。この冬はシショーにだいぶ頼ってしまった。詳細はまた)
村では例年より早い桜が咲き始めておりますが、
オープン直前・カウントダウン的に冬から初春の場面をまとめてみます。楽しんでもらえるとうれしい。
お久しぶりのブッチーズ・シリーズ第何弾だっけ…『冬から春へダッシュ!』。
↓↓↓左から右へ、ジグザグにお読みください
食卓にはフキノトウを皮切りに、コゴミ、そして今日はタケノコごはん。
いつひっくり返るかわからない日常を噛みしめていこう。
そうそう、本日ぐうぜん役場から届いた災害対応ガイド、
避難地図や心得が具体的でわかりやすく充実していました。
豪華オールカラー、いざとなったら体に巻いて暖もとれそうな大判サイズ。たのもしい!
※今期ギャラリーは4月29日よりオープンいたします。陶芸体験教室も再開!すでにご予約やお問合せも頂いておりますので、ご希望の方はお気軽に&お早めにどうぞ>090(2932)8419・山口まで。
おだやかな日差しのもと、流れ始めた新しい日々。
よい年にしましょう!
昨年は、イベントなどで新しい機会にも恵まれましたが
個人的には腱鞘炎悪化につき、省エネモード。
やむなくマイペース維持に徹しました。
それでもなお至らなかった場面もあり、13年目の慢心かと省みては悔いが残りました。
また期せずして、我が家にとってかけがえのない存在とのお別れが続いた年でもありました。
一年の締めくくりのごあいさつすら、書きかけては
フタを開けるとあふれ出る喪失感にドプンと呑みこまれ
いっこうにまとめられないまま……
気づけば文鳥のピコちゃんとやたら遊んで、今に至ります(ピコちゃんはゴキゲン)。
↑にある頓挫中の昨年末の書き残しは後出しでアップします。よろしければ翻ってお読みください。
(殊に我が家のハチと六合村のスタン氏に想いのある皆さま…)
閑話休題。
新年にふさわしく、明るいほうを振りかえりましょう。
省エネモードといいつつ(時には辞めたかと思ったと言われつつ)2015年、
たのしいことうれしいこともたくさんありました。
始まりは正月明け早々、昔のペンネームで呼ばれ(電話口で正座しちゃった)うれしなつかしの再会。
初参加した新潟・三条のクラフトフェアは評判通り、道中も最中もまるごと楽しかった。
ギャラリーや参加した先々でもよい出会いに恵まれて、
シショーも私も未来に繋がるありがたい声をいくつも頂けた(明日への活力、なによりうれしい!)。
あらためて、感謝しております。ありがとうございました。
今年はそれぞれ相応に軌道修正しつつ、流れは止めないように、進んで行きたいと思います。
たのしい企画や試みもいくつか潜行中。さっさとカラダ治さなくては。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
※北軽井沢のギャラリーは4月GWまで冬期休業中です。
草津の工房は開いておりますので、陶芸教室のご予約は草津のほうへお願いいたします。
※現在、私の腱鞘炎は左手がほぼ使えない状態です。全力絶賛治療中ですが、作陶は困難になっております。
右手はまだ生きてます。描き仕事方面の皆様、通常運転しておりますのでご安心ください。
ピアノと野球で鍛えた腕っぷし(トノマbyドカベン?)には自信あったんだけどな。もどかしい。ギブミー猿の手!
※10月10日追記しました(下方をご覧下さい↓↓)
夏から今に至るまで、まさに悲喜こもごもあり…は、後日。
目下準備真っ最中につき、とりいそぎお知らせを!
(「とりいそぎ」の横に我が家のスーパー文鳥ピコちゃんとうずらのトラちゃんが
並んで小走りしてる絵を描きたいけど、ガマンする!)
明日あさっての二日間は、恒例の「北軽井沢の杜クラフトフェア」に参加します!
シショーも私も新作お持ちします。
さわやかな秋空、色づきはじめた梢。どうぞお運びください。
それから!軽井沢で昨日からグループ展も始まりました。詳細&画像は後ほど。
「クラフト展」
会期>2015.10.2(金)〜10.20(火)11:00〜17:00(水木曜日定休)
参加作家>永島秀之(木工房 雑木林)
柳井貴光(絵画)
陶工房 美土里の洞(陶)
場所>ぎゃらりい青(軽井沢町追分5744・TEL>0267-46-2408)
それからそれから!先月から始まっている「中之条ビエンナーレ」の
アートショップ公募枠に私(山口佳子)がチラッと参加しております。
10月12日まで。最終コーナー突入してます。告知遅くてごめんなさい!
5回目を迎えたこのすてきなイベントについては、毎回書こう書こうと思いながら
「たのしい!」「おもしろい!」「うらやましい!」などなど
子どもの作文みたいな語彙を反芻して書かずに終わる。ぜひ体感していただきたいのです!
(でも今年はこの祭典中に突然とても悲しいお別れがあって、
やっぱり書かなければと思っております…未だのみこめていないけど)
誰の目にもとまらなそうな全力駆けあしでお知らせしてしまいました。
まだまだ一息つけないけど、がんばります!
補足記事書けるかな。お詫びに一部ご好評頂いております「気まぐれマンガ・ブッチーズ」を添えてしんぜよう。
と、いばりながら逃げる。猫か。
(以下10月10日追記)
まずお詫び>いばったくせに「ブッチーズ」描く暇あらずゴメンナサイ。あやまりながら入る。犬か。
北軽井沢の杜クラフトフェアは、すばらしい秋晴れの下とても有意義な二日間になりました。
出会いと再会にも恵まれて、たのしかったなぁ。明日への活力を頂きました!
お運びくださったお客様、スタッフと参加者の皆様、ありがとうございました。
そして!明日あさっては軽井沢・追分宿に参上!
「本とアートクラフトの祝祭・ホンモノ市2015」に参加します。
「信濃追分ホンモノ市2015」→★
2015.10.11(日)12(月祝)/11日>10:00〜16:00・12日>9:00〜15:00
本とアートクラフト+美味しいものが、「信濃追分文化磁場・油や」に集結!
アートクラフトもさることながら、美味しいものと古本の充実っぷりについ散財してしまう……
繁忙期を乗り切った自分たちへのごほうび的イベントでもあります。たのしみです!
のんびり紅葉を辿りながら、どうぞ遊びにいらして下さい。
(絶賛グループ展開催中の「ぎゃらりい青※上記参照」さんもご近所。そちらもぜひ♪)
JUGEMテーマ:アート・デザイン
7月のアタマ頃は、肌寒くてストーブをつけたというのに…すっかり酷暑ですね。
ギャラリーの花壇では、タイマツソウとトラノオの紅白が競うように咲き誇っています。(↑写真参照)
字面からふと、炎天下「たいまつ掲げた虎」が一頭ゆらり……
暑い時には熱いものを的ストイックな妄想。
ソロソロと紅白の花びらに指先で触れると
どちらもひんやり…あたりまえのみずみずしさに、なぜかホッとしました。
繁忙期前に悪化した腱鞘炎。手が止まると困るしクサる。手に脳があるようだ。
注射を打ってもらいに駆け込んだ村の診療所。待合室のテレビで、国立競技場問題。
常連さんたちに混じって見入る。
「なんでさっさと壊しちまっただー」「親玉たち」「ソデの下ばっか欲しがっから」
大工さんらしきおじいさんの、そんな噛み砕きまくった熱い言葉に呼応して
そっさーそっさー(そうだそうだ)と、いつしか待合室はひとつに。
有識者会議にみんなで乗り込みそうな勢いが痛快でした。
というわけで、機嫌良く痛みの消えた手首をクルクルまわしながら
溜め込んだ〆切を片付けて、汗ダクの7月をどうにか乗り切りつつあります。
いよいよ夏休みも始まって、陶芸体験教室の予約やお問い合わせも増えてまいりました。
(8/10追記)
※お盆以降のご予約はほぼ埋まりつつあります。当日飛び込みのお客様もいらっしゃいますので、ご希望の方はお早めにご予約ください。
※ペット同伴OKです。貸し工房のようにゆったり作陶を楽しめるよう調整を心掛けておりますが、繁忙期はやむを得ずご相席をお願いする場合もございます。
一品体験教室>午前の部●10:30〜 午後の部●14:00〜(各回定員7〜8名まで)
手びねり(手まわしロクロを使います)で
初心者やお子様でも楽しみながらオリジナルの器が作れます。
所要時間は個人差ありますが、通常1〜2時間を目安にしてください。
料金はお一人様¥2500(小学生未満は¥2000)+送料
要予約でお願いいたします。詳細など090(2932)8419までお気軽にお問い合わせ下さい。
※草津の工房でもお受けしております(0279-88-8383)
そして、明日から始まるグループ展のお知らせです!
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「布×陶」
・日時>2015年7月31日(金)〜8月4日(火)※月曜のみ休業日
・場所>茶房・ギャラリー 三茱臾(さんしゅゆ)
長野県軽井沢町長倉(大日向)5558-6 TEL>0267(45)8819
・出展作家>山脇晴代・斎藤夫佐子・陶工房 美土里の洞
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シショーは普段使いの器と、日常を彩る陶板作品を。
私はいつもの壷人と、新作の蓋もの、それからブローチとヘアアクセサリーを並べます。
ブローチは山脇さんの軽やかな洋服に似合うかも。似合うといいな。
会場の三茱臾さんは美味しいランチとブルーベリー摘みも楽しめます。
どうぞ、お運びくださいませ。
(余談ですが)ご一緒する山脇さんの息子さん夫婦が、美土里の洞のご近所ですてきなギャラリーカフェを始めました。
空と木々が映る池を眺めながら、のんびりお食事やお茶が愉しめます。
先日ひよこ豆たっぷりのキーマカレーとコーヒーをいただきましたが、
ほどよくスパイシー&まろやか。美味しかったです!
穏やかな中に朗らかなアルチザン・シップも感じられるご夫妻の作る空間は、居心地バツグン。
どうぞ、こちらもぜひ!→★「KAFE(カフェ)」
さて、腕まくりシーズン到来だー
今夏も出会いと再会を愉しみながら
そしてすきあらば作りながら、短い夏を駆け抜けます!
避暑にいらしたら、お気軽にお立ち寄りくださいね。
昨日最後のほうでお知らせしました通り、
明日あさっては三条クラフトフェアに参加します!→★
一時は天気予報が二日間とも「雷雨」、終末感たっぷりでうろたえましたが
なんとか持ち直しそうで一安心。
三条クラフトフェアは評判のよいイベントで、しかも参加作家の中に
またお会いしたいな〜と思っていた方のお名前もちらほら。ますます楽しみです!
クラフトフェア専用の無料のシャトルバスも出ているようなので
散策がてら、どうぞ遊びにいらしてくださいね。
(取り急ぎ、制作中↓)
(↓完成!いろいろできましたよ!)
帰ってきたら、ハチのメモリアルボックスと
それからアレもコレも作るぞー。
最近二人ともノッてます。たくさんの人に観てもらえるといいなあ。
よろしくお願いいたします!
※ギャラリー・工房は臨時休業になりますのでご了承ください。
まずは一昨日の噴火のこと。
昨年の御岳山をはじめ、あちこちの火山が活発化しているせいか、
浅間山の小さな咳払いも全国区のニュースになりました。
驚いて矢継ぎ早に連絡をくれた身内や友人知人に
頭をかきながら無事とのんきを報告。
なにしろ体感も実感もなにもなく、村内放送ではじめて噴火を知ったくらいで。
地元のご近所さんたちも皆同様に「ぜんぜん気づかなかったよねぇ」…
というわけで、いたって地元は平穏平常です。
自然の摂理にはかなわない。かつてもあった活動期。
赤い噴煙を吐く浅間山を小学校(現在は廃校)の窓からよく眺めていたよ、
空中でパチパチ火花を散らす細かい噴石が線香花火みたいできれいだったんだ、と
宝物のような思い出を話してくれた方の笑顔は輝いていました。
ここは浅間山の足もと。
『いざとなったら川(吾妻川)の向こう岸まで逃げろ』
村で何度となく聞いたこの教えを「いざとなったら(大噴火したら)」実践しよう。
そのくらいのシンプルな身構えで暮らしていこうと思います。
(余談ですが)
数年前、栃木県で大きな竜巻の被害があった時のこと。
速報直後に届いた東京の旧友からのメールが忘れられません(ちなみに彼女は栃木と群馬を間違えている)
「竜巻だいじょうぶ!?逃げるときは進行方向直角!」
一瞬目の前に竜巻がないことを残念に思ったほど、すばらしく的確なアドバイス。
これから先ぜったい直角に逃げるよ竜巻が来たら。ガセでも恨まないよ笑っちゃうよ。ありがとね!
いらない話を書いていたら、肝心な告知を前にタイムアップ。
(たまの更新でなにやっているのだ)
今週末6月20・21日、新潟・三条市で催される「三条クラフトフェア」→★に参加します!
以前からあちらこちらで「三条クラフトフェア」の評判は聞いていたので、
今回の初参加をとても楽しみにしております。
新作新境地、たくさん作りました。
作品の写真は明日(もう前日だ)アップできるかな。
天気予報の「雷雨」は見なかったことにして頑張ります!
明日につづく。たぶん!
ここ数日のおだやかな暖かさで、一気に村の桜は満開に。
通い慣れた桜並木が続く川沿いの道は、
川風が吹き抜けるたび、桜吹雪がフワァッと覆いかぶさる。
波しぶきをくぐっているような錯覚をおこすのは、野趣のある枝ぶりのせいかな。
さて、明日から「陶ギャラリー 美土里の洞」今シーズンの開幕です!
所在地>群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1052-372 TEL>090-2932-8419
営業時間>10時30分〜18時
定休日>木曜日(夏期無休・イベントなどで臨時休業を頂くこともあります)
※陶芸教室も再開しました。
一品体験教室>午前の部●10:30〜 午後の部●14:00〜(各回定員7〜8名まで)
手びねり(手まわしロクロを使います)で
初心者やお子様でも楽しみながらオリジナルの器が作れます。
所要時間は個人差ありますが、通常1〜2時間を目安にしてください。
料金はお一人様¥2500(小学生未満は¥2000)+送料
要予約でお願いいたします。詳細など090(2932)8419までお気軽にお問い合わせ下さい。
※草津の工房でもお受けしております(0279-88-8383)
前回少し書きましたが、冬の間にかなしい出来事もありました→★
ハチとの再会を楽しみにして下さっていた方々のために
後日追悼記事を書こうと思います。
ハチのことをおもしろおかしくここに書くことは、
たいてい煮詰まった時の現実逃避でもありました。
それが今や、13年分の思い出の記録になってしまいました。
たちまちだったハチとの日々を拾い読みしながら、懐かしんでおります。
今期もきっといろいろなことが起きて、いろいろな出会いがあるのでしょう。
それもまた、全てたちまちなのだ。
桜吹雪を仰ぐように目をこらして、心に刻んでいきたいと思います。
たのしみです!どうぞ、お立ち寄りください。
まるまるひと冬、ご無沙汰してしまいました。
12月早々ドサッと降った雪がそのまま根雪となり、
連日唸りたてる寒風が分厚い氷を作って、
山麓はまるごと氷漬けのまま長い冬を越しました。
早い初雪に大雪の悪夢がよみがえり「うわ、もう来た!」と身構えた私と、
「雪が早いから春も早いぞっ♪」と超ポジティブ長期予報をうたい、ホクホク顔のシショー。
極寒の地で楽しく暮らす民としては、彼のほうが圧倒的に正しい。
(そして、ほんとうに今年の春の訪れは早かった!おそるべし野人予報・笑)
※ここで…春の訪れに相応しくないけれど、あえてひとつご報告を。
鳥の声が吸い込まれるやわらかな青空、
熟れた白桃みたいな月が浮かぶ宵闇。
見上げるといつのまにか一面の春で、
地上でも誘われるように、防寒のかたむすびがほどけていく。
結んだりほどいたり、繰り返される日々の営みの中で
しつけ糸をほどくように、スルスルと、
愛犬ハチが逝ってしまいました。
13歳。もう少し一緒にいたかったな。
偶然ですが「美土里の洞」のギャラリーと同い年。
2006年から書き始めたこのブログの中には元気なハチがたくさんいて、
正直なところ、ここを開くのが辛かったです。
去年の大雪の時にはヨタヨタ足を滑らせながらも
チズに負けじと雪堀りで父の威厳をみせ→★、寒さなんか吹き飛ばして笑わせてくれました。
ハチには「ありがとう」しか言えない。ほんとうにいい奴でした。
内弁慶で、とくに愛想がよいわけではないのに
妙に悟りきったような顔つきをしていたせいか、
たくさんの人にかわいがって頂きました。ありがとうございました。
書きながら泣けてきてしょうがないので今日はこの辺で。後日あらためて、また。
…さて、切り替えます!涙を振り切って告知です!!
明日から二日間、「境内アート小布施×苗市」に参加します。
日時>4月18日(土)10時〜16時/19日(日)9時〜15時半・雨天決行
場所>玄照寺/〒381-0203 長野県上高井郡小布施町大島90
二日間限定で大胆に開放された由緒あるお寺を舞台に、
アート&クラフト・音楽・パフォーマンス・苗市・骨董市・古本市、そしてグルメが大集合!
美土里の洞の春恒例のお楽しみ、とてもたのしいイベントです。
予報では晴れのもよう、お花見がてらドライブがてら、ぜひ遊びにいらしてください。
私たちもハチの跡取り娘・チズと、
文鳥というよりミニ軍鶏と呼びたい威勢のいい新入り・ピコちゃんを引き連れて、
思い切りたのしみたいと思います!
ギャラリーの今期オープンは25日(土)からになります!詳細は週明けに。
お問い合わせ・陶芸教室のご予約は0279(88)8383または090(2932)8419までよろしくお願いします。
JUGEMテーマ:アート・デザイン
「干支ひとまわりしましたね」
昨年、ギャラリーのお馴染みさんの言葉にハッとしました。
そうか12年…「ひとまわり」したのか。
ということで2015年は、際立つニューイヤー感!
次の「ひとまわり」のはじまりはじまり。
一番上の写真はシショーのオブジェ群。
写真ではわかりづらいのですが、古い時計の部品や活字などを使って
表面に抽象的な意匠が施されております。
じつはこの他にも大小たくさんあって、どれも不思議な形なのです。
下の写真は私。(壷人の口笛に対して)「ハミングさん」と「幼獣くん」の新作。
ハミングさんはハミングしながらいろいろ持っててくれます。
えんぴつとか、ドライフラワーとかね。
そういえばコノヒト、初夢にハミングしながら出てきました。
出かけようとしたら車に乗り込んできて、助手席でドライブを急かす(巨大化してほぼ等身大)。
雪遊びしてきたらしく、息を切らしてもたれる肩がしっとり冷たい(この辺は我が愛犬ハチ&チズの投影か)。
戸惑いながら、ひとまず巨大な鉛筆を持たせる。
これさえ持たせとけば車中でもゴキゲンなのだ。よし、出発!
……という夢。しょーがないねこの子は、なんて言いつつワクワクしていた。
今年は一緒にアチコチ行きたいなと思いながら作っているから、願望→夢かな。単純だな(笑)
ちなみにシショーの初夢は「モチを食べる夢」だったそうです。
それはあれだよ…起きたらすぐ叶う正夢だ。
一にも二にも作って作って、作ったものを介して広がったり繋がったり。
あたらしい年もそんなふうに進んで行きたいと思います。
よい年にしましょう!
あらためまして、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
前回年末にも書きましたが→★、ギャラリーは4月GWまで冬期休業中です。草津の工房は冬も開いております。お問い合わせ・陶芸教室のご予約などはこちらのほうへお電話ください>0279-88-8383(工房)または090-2932-8419(携帯)…どうぞよろしくお願いいたします。
枯れ枝に残る紅葉が夕日に照らされて、チラチラ熾き火のよう。
そんな晩秋の景色をホッとした心持ちで眺めたのは、ほんのひと月前。
今ではすっかり雪景色……今年の冬将軍はシゴトが早いな。
まいど事後報告でごめんなさい。
美土里の洞のギャラリーは冬期休業に入りました。来期は4月GWより再開です。
(草津の工房は通年開いております。今年の草津はなかなかの盛況!)
休業中にご用の方は090(2932)8419または0279(88)8383までお電話ください。
どうぞよろしくお願いいたします!
2014年は2月の大雪→★に始まって、天候に振り回された年でした。
個人的には昨年から持ち越した腱鞘炎やらなにやらで、省エネモード。
秋以降はダラダラ風邪+アレルギーにノドとまぶたをやられ、
さながらダミ声のインコ…冴えない幕切れでした。
(ただし寝込んで2キロ痩せたのは嬉しい誤算。寝込んでもタダじゃ起きないぜ!)
数に追われた昨年から一転、ペースダウンのジレンマで
いつになく内省的になっておりましたが
おかげで制作に(自分に)ていねいに向き合えた気がします。
曇りガラスをキュッと一拭き、あらためて2014年を眺めてみれば
宝もののような場面がたくさん。じっさい「お宝」と縁が多かった!
至らなさ、不甲斐なさにへこんだ時、
心躍る出会いやあたたかい言葉に何度救われたことか。
旧知の皆さま、出会えた皆さまに心から感謝します。
今年もありがとうございました!
さて。
冬の間はなにしてるの?は、冬ごもり前定番の質問。
集中して仕事(つくったりかいたり)の合間に、ご近所のペンションお手伝いしたり上京したり。
だいたいそんな日々です。
(オマケの近況報告)
ヨレた体に気合い入れて参加した一泊二日の忘年会。その勢いのまま
年末進行に飲み込まれる前にと、ご近所でもささやかな宴。
モヤモヤした時はエイッと飛び出てしまうに限ります。
ビバ美味しいお酒と愉快な面々!元気出ました。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ってホントだ。がんばろっと。
最近はアレルギー以外はほぼ回復、日々の合間に
なぜか某新年会に向けてパンダ姿でダンスの練習中。人生2度目の着ぐるみ。
一度目は、サークルの美大戦にて。自作の着ぐるみは卒制より誉められたような(?)「若さのバカさ」炸裂。
なつかしいな。あ、もはや若くない今はただの「バカ」か……だいたいそんな日々です。
『どうせなら たのしく過ごそう 長い冬』!
鼻風邪ひきはじめたシショーと、年越しそば&日本酒&紅白。
新年のお雑煮はイレギュラーに鴨肉つかってみました。コクがあってあったまる。本年最後の自画自賛。
お正月のお天気は荒れ模様という予報です。風も出てきました。
どうぞ皆さま、あたたかくして佳いお年をお迎え下さいね。
この連休は各地でイベントが予定されていて、
全国のチビッコたち+老若男女が全力で晴れを祈っていることでしょう。
その中に0.8%くらいユリ・ゲラー的能力の持ち主たちがいて(この際いることにしよう)念じれば、
台風はクイッと…曲がれ曲がれ曲がれー…よし晴れる気がしてきた!
秋晴れを信じて明日あさっての2日間、軽井沢・追分宿に参上いたします!
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「ホンモノ市」HP→★
日時>2014年10月12日(日)AM10時〜PM4時30分・13日(月祝)AM9時〜PM3時00分
会場>信濃追分文化磁場「油や」+新館ギャラリー(アクセスはこちら)→★
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今年5回目となる「ホンモノ市」は、歴史と文化の香る追分宿に
アート・クラフト・古本などなどが集う楽しい祭典です。美土里の洞にとっても秋恒例・お楽しみの一つ!
ご近所ではキノコ祭りが「秋の味覚市」として復活するようですし→★、山の紅葉も始まっています。
眼福口福、豊かな秋を愉しみにどうぞお出かけください。
シショーは引き続き、シンプルでどこかチャーミングな普段使いの器をお持ちします。
写真にある黒の他、白・茶・緑…アースカラーいろいろ揃っております。
期間&イベント限定の品なので新作だけどお手頃価格。早い者勝ちですよ!
私は壷人の新作を。ただ窯が間に合わなかった分もありちょっと無念。
今年は手が間に合わなくて…というとまるでエラソーで、それも含めて申し訳なく。ほんと課題です。
ところで先週末の北軽井沢のクラフトフェア→★、初日は盛況で過去最高の動員数だったとのこと。
美土里の洞もたくさんの方に手に取って頂けて、最高売り上げを更新!
うれしかったー。続けてきてよかった!(のち品薄となり今に至る)
一転して2日目は台風の影響で終日雨。やむなく早仕舞いとなりましたが
悪天候の中だからこそ生まれた交流もたくさんあり、
有形無形の収穫に心から感謝した2日間になりました。
足を運んで下さった皆さま、実行委員・スタッフの皆さま、
ご一緒した参加者の皆さま、ほんとうにありがとうございました。
…そして搬出が終わった頃には皆ズブ濡れでしたね。お疲れさまでした。ご自愛を。
さて。一段落したら、ちゃんと夏を振り返ろう。忘れてないよ。
]]>泡ばかりのビールをあおったような、そんな気分の夏でした。
「暑中」や「残暑」はあったのか?あったはず。
忘れないうちに鱗雲をかきわけてこの夏を振り返りたいところですが
取り急ぎ、今日を皮切りに続くアレヤコレヤをお知らせいたします。
ひとつめ。今日から軽井沢の「ぎゃらりい青」で陶と木と絵画のグループ展が始まりました!
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「クラフト展」
日時>2014年10月3日(金)〜21日(火)・AM11時〜PM5時(水・木曜定休)
場所>ぎゃらりい青(〒389-0015軽井沢町追分5744/TEL・0267(46)2408)
堤 洋介(陶)/柳井貴光(絵画)/永島秀之(木)/陶工房 美土里の洞(陶)
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ふたつめ。すっかり秋の恒例となった「北軽井沢の杜クラフトフェア」、7年目の今年も参加します!
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「北軽井沢の杜クラフトフェア」HP→★
日時>2014年10月4日(土)5日(日)・AM10時〜PM4時30分(二日目は4時まで)
会場>浅間ハイランドパーク→★(入場無料・雨天決行)
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どちらもただ今絶賛お手頃ブームのシショーが、普段使いにちょうどよい器を
まさにお手頃価格でお出ししております!本人ノリノリですがブームはいずれ去るのだ。早い者勝ちです!
私はクラフトフェアのポスターに登場している壷人&新入りたちを引き連れてニギニギしく参ります!
こちらの高原は、ひと足先に紅葉が始まりました。
どうぞ、散策がてらお出かけくださいね(台風は来なくていいからね)。
私たちも豊かな秋を愉しみながら、皆さまのお越しをお待ちしております!
(来週に続く…はず!)
「花の当たり年♪」と高揚していた前回からひと月半。
しつこい長雨に、草花もヒトもまんべんなく生乾きなまま夏本番を迎えております。
老犬のように淡々とした気分は、豪快な入道雲を見上げることもなく手元に集中していたからかな。
などとクールなふりして、じつは張り切っています。たまったお知らせ、まずはこちら!
今日から軽井沢「茶房・ギャラリー 三茱臾(さんしゅゆ)」の展示に参加しております。
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「布×陶」
今年も洋服と布小物、陶作品と器をお届けいたします。
・日時>2014年8月1日(金)〜8月5日(火)※4日のみ休業日
・場所>茶房・ギャラリー 三茱臾(さんしゅゆ)
長野県軽井沢町長倉(大日向)5558-6 TEL>0267(45)8819
・出展作家>山脇晴代・斎藤夫佐子・陶工房 美土里の洞
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美土里の洞は、これまで以上に普段使いして頂ける器を意識して並べました。
シショー曰く、今回のクオリティ&実用性&お手頃感のバランスは「あたらしい試み」だとのこと。
そんな鼻息に誘われて(?)さっそく手に取って下さった方々、ありがとうございます!
隙間に壷人もちょびっと(手が間に合わずアシカラズ)紛れ込んでます。
さりげないセンスが光る山脇さんの服と、詩情あふれる斎藤さんのコサージュの魅力はもちろん変わらず。
特にDMの写真↑にある黄金色に輝く繭(まゆ)を使った作品は必見ですよ。
とある地域でのみ採取される黄金の繭なんですって。天然!?なんだろあのメタリック感。自然ふしぎ発見!
併設のカフェでは美味しいお食事&お茶、そして旬のブルーベリー狩りもたのしめます。
さわやかな軽井沢散策がてら、どうぞお立ち寄りくださいね。
さて、もうひとつ。
北軽〜嬬恋ほぼ5Km圏内の有志が手分けして、ささやかな道案内を作りました。
脇道の先に続く木漏れ日のトンネルへの楽しいお誘いです。
主に参加店舗でのみ配布している地図ですが、
下の専用サイトからもダウンロードできますので、散策のお供にどうぞご活用ください!
「こもれびロード2014」→★
(参加店舗の紹介など順次更新されますので時々のぞいてみてください。以下、サイト内より転記)
こもれびのトンネルをくぐると
たのしい!や
おいしい!が
きっと見つかります。
真夏でも爽やかな風が吹く、北軽井沢〜嬬恋エリア。
国道を逸れて、木漏れ日の射す細い道を辿ってみると、
ショップやギャラリー、カフェ、食堂など、ちょっと気になるお店があちこちに。
この夏、そんな小さなお店たちと訪ねる人たちを結ぶ、MAPを作成しました。
地図を片手に、お店を目指し、景色のよいところでひと休み。
お気に入りの散歩道を、ぜひ見つけてみてください!
(余談ですが)なにしろ言い出しっぺの私が基本アナログ&ローテク。
イマドキ「拡声手段」としては手っ取り早く届くSNSなどに比べると
モグリが水中でポコポコ何か言ってるよ、程度なのかもしれません。
でもあえてのバサロ(あえてじゃないか)。水面下の足掻きだって、くちびる青くしながら得るものがきっとある。
この地図を指でたどりながら、木漏れ日の先を指さしながら、交わす会話は思いのほか弾む。
道案内から逸れることもしばしば。それが愉しい。作ってよかったな、と感じています。
今日はひとまずこの辺で。
しばらくは、ひと足お先に夏休み気分だった小旅行の思い出(日本海にビビるブチ犬親子ブッチーズ、
足の裏をくすぐる波の感触、風呂か!とツッコミたくなったシショーの海水浴姿、オヤジ顔の深海魚、
もう一回見たいイルカ・ショー、何匹でもいけるよ甘エビ…など)を反芻しつつ、
繁忙期を駆け抜けたいと思います!(お知らせはつづく…)
梅雨入り以降、律儀によく降ります。草木にとっては恵みの雨。
萌黄色に霞んでいた山々は、日増しにモクモク力強いシルエットに。
そしてなんといっても今年は、花の当たり年!
大雪の記憶がキョーレツでしたが、地元の花屋さんによれば
「冬から春にかけてゆっくり気温が上がったおかげで、根がしっかり張って花付きがよい」のだそうです。
少し遠回りして花盛りの道へ。色鮮やかなボリュームに心躍らせれば、日常の往復もまた楽し。
さてさて、先週末から始まった楽しい企画展に壷人が参加しております。
大雨ニモ負ケズ、くちぶえ吹き吹き向かった先は……名古屋ふたたび!
(以下、DMより転記)
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「ひと夏をしつらえる〜小さな一輪挿し展〜」→★
緑がますます綺麗になっていくこの季節、お部屋に夏の草花をひとつ、しつらえる。
そのための一輪挿しを集めました。
涼やかなものから、かわいらしいものまで、お部屋を飾る一輪挿しが、きっと見つかります。
・日時>2014年6月14日(土)〜6月29日(日)
・会場>DO LIVING ISSEIDO ラシック店→★
〈出展作家〉
厚川文子 榊原扶美 末国清吉 滝上玄野 星野友里 増山 文
真山 茜 森田愛子 山口佳子 山田のや ユリイカ
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展示風景を撮った一枚に、食い入るように壷人を眺めている可愛らしい姿を見つけてうれしくなりました。
麦わら帽子に涼しげなワンピースをふんわり着た小さな女の子。名古屋はもはや夏なんですね。
ああ名古屋、行きたいなあ。喫茶店でコーヒー頼むと
ゆで卵とかナポリタンとか茶碗蒸しとか付いてくるんですってね(常連の名古屋在住・Hさん談)。
ひるまず残さず食べてみせるぞ。
小さな女の子で思い出しました。昨年の夏休み。
家族で遊びに来た4、5歳くらいの女の子が帰り際にトコトコ近寄って来て、
可笑しいくらいマジメくさった表情で一言「つぼじん、世界一かわいいよ」。
そして私の目を見据えてコクン、と一回うなずくとお母さんのもとへトコトコ帰って行った。
幼児に似つかわしくない威厳に、なんだかもう感激のあまり
「将来あの子が女社長になったら私は掃除のおばちゃんとして影から見守ろう。
悪い奴があの子に近づいたらモップで追っ払おう」なんて心の中で誓ってしまった。
妙に威厳のある子どもっていますよね、時々。
ゆったり約2週間の長丁場。見応えのある楽しい展示だと思いますので
ぜひ二度三度と足を運んで、お気に入りを見つけてくださいね。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
陶ギャラリー 美土里の洞、12年目のシーズンが始まりました。
あらためて今期もどうぞよろしくお願いいたします。
新緑は例年よりゆっくりペースのようですが、桜は今まっさかり。
高低差の激しいこの界隈、満開から風に舞う葉桜まで
様々な姿の桜が楽しめます。どうぞ、お出かけください。
私たちも新作と共に皆さまのお越しをお待ちしております!
所在地>群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1052-372 TEL>090-2932-8419
営業時間>10時30分〜18時
定休日>木曜日(夏期無休・イベントなどで臨時休業を頂くこともあります)
※陶芸教室も再開しました。
一品体験教室>午前の部●10:30〜 午後の部●14:00〜(各回定員6〜7名まで)
手びねり(手まわしロクロを使います)で
初心者やお子様でも楽しみながらオリジナルの器が作れます。
所要時間は個人差ありますが、通常1〜2時間を目安にしてください。
料金はお一人様¥2500(小学生未満は¥2000)+送料
要予約でお願いいたします。詳細など090(2932)8419までお気軽にお問い合わせ下さい。
※草津の工房でもお受けしております(0279-88-8383)
一番乗りでいらしたおなじみの御夫妻が、さっそくDM(↑)に使った黒の器をお買い求めくださいました。
毎年新作を楽しみにしてくださっているとのこと…感謝に尽きます。今年もがんばります!
私は冬の間にこんなのも作ってみました↓…今年の野望は「塑像(そぞう)」!
↑…らくがき描く労力をHPとかポートフォリオ作成にあてない自分の「みちくさ食い」にあきれますが、
お客様から小学生の子が楽しみに見てくれていると聞いたので
やっぱりまんが優先で。今年もこんな感じかな?
今年度のオープンが来週末にせまり、血まなこで半笑いで小走りな日々。
冬眠明けのアカガエルによる断水(前回参照→★)は、あれから2度続きました。アヤツめ(笑)
雪壁もいつのまにやら溶け消えて、春がぐんぐん広がっています。
次回詳細あらためますが、まずは新年度のお知らせを。
美土里の洞のギャラリーは来週4月26日(土)からオープンします。12年目の春!
今年も新作の展示販売、そして陶芸教室も再開いたします。
一品陶芸体験のご案内
・午前の部>10:30〜 午後の部>14:00〜(各回定員6〜7名まで)・毎週木曜日定休
・お一人様¥2500(小学生未満¥2000)+送料
※要予約(090-2932-8419)でお願いいたします。所要時間は個人差ありますが平均1〜2時間です。
※初めての方やお子様でもたのしくオリジナルの器が作れます。
※その他ご質問やご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
(090-2932-8419または0279-88-8383まで)
お問い合わせやご予約のお電話が増えてくると、いよいよ春がきたなぁとシャキッとします。
今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。
さて、その前に!
今週末は長野県小布施に参上します!
「第11回 境内アート小布施×苗市」→★
日時>4月19日(土)10:00〜16:00
20日(日)9:00〜15:30
雨天決行・雪天強行!
↑過去2度ほどアリマシタ、強行!
場所>長野県小布施町・玄照寺
今年も燦々とまぶしいチラシ♪
ここ数年来、美土里の洞の春に
このイベントは外せません。
今年もノビノビ愉しませていただきます!
ドライブ&お花見がてら、
どうぞお出かけくださいませ。
と、ハイな小布施気分の少し前。じつは一人ドンヨリしていた私……
壷人は絵付けをするのでシショーより一窯お先に焼いたのですが、そこでまさかのアクシデント!
1100度で窯が故障!壷人ミディムレア!なぜだー!
……もう一度焼き直せば問題はないのですが、小布施に間に合わせたかった(涙)
ご注文頂いていた水滴やノリノリで作ったオブジェも早くお披露目したかった(涙涙)
ショックとガッカリで前頭葉がプシューとしぼむこと約半日(で、ひらきなおった)。
そんなわけで私はその前に焼いた新作10個+非売品をちんまりと持参します。
ま、たまにはよくあるさ。イヤあっちゃいかん。ギャラリーのオープンには間に合わせます!
対してシショーの窯は絶好調で、ご満悦。焼きたてホヤホヤその一部をチラリと↓どうぞ。
果たしてこれは…?
全貌は小布施で明らかに!(くやしいのでハードル上げてやった・笑)
ともあれ、晴れるといいですね。春霞みの似合う町・小布施でお待ちしております!
まずは取り急ぎお知らせを!
12日から北軽井沢の「Stylo Art軽井沢」さんが大阪・梅田の大丸に出展されています。
手づくり万年筆がすでに国内外で人気の「Stylo Art」さんですが、
今回は僭越ながら壷人がペン立てとしてお供させて頂いております!
「めぐる日本のものあわせ」→★
2014年3月12日(水)〜18日(火)大丸・梅田店8Fイベントスペース内「Stylo Art軽井沢」
一生ものの万年筆は、節目と始まりの春に相応しい贈りものだと思います。
「とても柔らかくて、文字を書く喜びのようなものが伝わってきて惚れ惚れしました」
初日にさっそく足を運んで下さった方からうれしいご感想のメールを頂きました(Nさんありがとうございます!)
ヤツらはそんなすばらしい万年筆を頭にさして、とぼけた顔で鎮座しております。
18日まで。どうぞお立ち寄りください。
だれかに届けたい言葉を、お気に入りの万年筆で綴る。豊かだな、と思います。
3.11、あの大震災から三年が過ぎて、思い返せば当時の暗澹(あんたん)たる気分を
最初になごませてくれたのは、一通の手紙でした。手書きのことばのあたたかさ。
騒然とした日も静寂が不気味だった日も、ポストを覗くのが楽しみでした。
自分の無力を痛感しつつ、せめてもと拙いことばを添えてたくさん葉書を出したことも思い出しました。
(書いたのは20年以上買い置きを切らしたことがないお気に入り「ピグマ水性ペン」でしたが・笑)
* * *
ことばを綴る、からの連想です。
先月の終わりに詩人のまど・みちおさんがお亡くなりになりましたね。
100歳を過ぎてなお日々の新発見を書き留めていらしたという記事を読みました。
まどさんがいつもどこかで目をこらし耳をすまし、心ふるわせていたこの世界。
静かにこんこんと湧く滋味豊かな泉が、ひとつ消えてしまったようなさみしさを感じます。
私が「壷人」シリーズを作るきっかけのひとつは、まどさんのこの一編でした。
つぼを 見ていると/しらぬまに/つぼの ぶんまで/いきを している
(理論社刊・『まど・みちお全詩集』より「つぼ・1」)
この詩をはじめて読んだ時の、しん…とした気持ちを体全体でおぼえています。
こんな佇まいのものを作りたいです。
* * *
3月も半ば。夜こそまだ連日の氷点下ですが、いよいよ「水ぬるむ」を実感した出来事がありました。
工房は山から湧き水を直接引いているため、冬の間に必ず何度か水道のパイプが凍ってしまいます。
先日も蛇口から出ていた水がじょじょに細ーくなり、ついにピタッと出なくなってしまいました。
おかしいな、今日は凍るほど冷え込んでいないのに。松葉でも詰まったかな……
ブツブツ言いながら、水道のパイプを水場から引き上げたシショーがその先端に見たものは!
……パイプの口にお腹を吸い込まれて身動きとれなくなったアカガエルでした(笑)。
ちょうどコルクのようにお腹がパイプの栓に。なあんだキミのせいか!冬眠明けか?
井伏鱒二の「山椒魚」を思い出し、しばらく大笑い。
頭が大きくて出られなくなった山椒魚も可笑しいけど、
水道パイプにお腹を吸い込まれて抜けなくなったカエルもだいぶマヌケだ。
(以下、原作になぞって…コホン)「アカガエルは悲しんだ。」……
ちなみに↑のアカガエル君はパイプからお腹を外してもらって無事に生還しました。
もう吸い込まれないようにね。水が止まるからすぐわかるよ「あっ、またキミか!」(笑)
……春遠からじ。
あの大雪騒動から半月がたちました。
淡雪が降る今となっては、悪い夢をみていたようです。
樹氷の枝先がつくる緻密なレース模様を見上げて
……天災は地上ぜんぶにくまなく降りかかるんだよなあ、なんて
あたりまえのことを思い、遠い目になったりします。
(以下、今更ですがアーカイブ的回想。下のほうにオマケまんが有り)
なにしろ一夜にして1メートル越え。
その猛威たるや、愛犬が「生き埋めになった」友人宅が2軒。といっても庭先での話です。
翌朝、飼い主に無事掘り出された犬たちの姿は、ともに軟禁状態の私たちの束の間笑い話に。
彼らも朝起きてさぞびっくりしたでしょうね!
雪壁から解放されたのは自宅は3日目、草津の工房は(町外れということもあり)1週間目。
国道が丸二日間封鎖され、陸の孤島となった草津。
一時は町中からガソリンがなくなり、さらに除雪作業が難航したそうです。
国道が復旧して、工房に閉じ込められていたブッチーズ(ブチ犬親子)を助けに行ったシショー。
工房までは鼻まで埋まる深さ。前進しようにも埒があかず、
草津の町でレンタルスキーを借りて再トライ。
しかし1メートル越えの新雪にはストックも沈むばかり……
けっきょく脱いだスキーを手にはめて、溺れたあめんぼうのような格好でどうにか辿り着いたとのこと。
後日「おにいちゃん(お隣さんにシショーはこう呼ばれている)雪の中よつんばいですごかったよ」と
可笑しそうに話してくれたのは、お隣のおしどりSさん夫妻。
除雪車を待ちわびる中、窓の外を全力でもがきながら通過するがむしゃらな四つ足を
あっけにとられて見送ったお二人。想像したら、吹き出してしまいました。
「ここまで積もったら『かんじき』だな」
早速ホームセンターでブーツに簡易的に取り付けるタイプを買ってきて、快適快適♪と嬉しそうなシショー。
私は案外作れるのではないかと調べ出して、気がついたら「かんじきワールド」に夢中です。
「かんじき」っておもしろい!国内海外、風土によって千差万別。
形状や素材、サイズ、足への縛り方まで思わずナルホドな知恵満載!
ちなみに一番身近なもので簡単にできそうな「かんじき」はこちら→★。緊急時にいかがでしょ。
かんじきはスノーシューより小回りがきいて段差に適しているらしいですよ。
などと、にわかに私がかんじきをアツく語り始めれば、シショーも負けじと繰り出してきます。
カモシカの毛皮は防水防寒に優れている(だから乱獲された)、
ナントカの(失念)爪は雪がつかないからスパイクに最適……云々。
あげくに、そーだ昔Yさん(近所の山で隠遁生活している仙人みたいな方)に
「ホンモノのかんじき」もらったんだ、アレどこにしまったっけ……ですって。
持ってたのね(笑)早く出したまえ。
待望の雪上車。駆け寄って、コーヒーとお茶菓子をさしいれてお礼を言うと「なかなか来られなくて申し訳なかったね」と恐縮しながら丁寧にかいて下さった。ごついアームを器用に操ってみるみる道を切りひらいていくヒーローにほれぼれ。
↓オマケは開通直後のブッチーズ。雪壁に向かうハチとチズの性格の差がおもしろかった。子犬の頃から隙間に入ってしまったボールをウガウガ言いながら自力で奪取してくるのがチズ。ほふく前進するテーブルロールみたいなチビのガッツに感心したものです。片やハチ親父はクンクン鳴いて取ってくれとせがむ子でした。
(上の様子は2月22日のヒトコマ。現在の雪壁の高さは半分くらいになっています)
何日も早朝から夜中までほうぼうから聞こえた除雪車の轟音の頼もしさ。悪路を一軒一軒、徒歩で配達してくれた郵便屋さん。ようやく動き出しました、と汗をかきかき荷物を届けてくれた宅配便さん。雪かきを助けたり助けられたり。労いと近隣の情報交換。悪路ではちあわせた車同士、息の合った譲り合い。……非常事態でも殺伐とすることはなく、心和む場面がたくさんありました。感謝感謝です。大雪騒動が一段落した後、地元の整骨院は大繁盛だったそう。皆さん、おつかれさまでした!
春めいてきたことはありがたいけど、これからは落雪や溶けた雪の凍結に要注意ですね。
工房にいると時折そう遠くない山のほうから、ドドドドドドーーッと雪崩の地響きが聞こえてきます。
さて3月。おととい里に降りたシショーがフキノトウを摘んで来てくれました。
早春の苦みは、寒さにちぢこまった身体のデトックス。
まずは刻んで生湯葉(草津の豆腐屋の手づくり。美味!)+板わかめ、白味噌仕立てのおみおつけに。
しみじみ味わいつつも…飲みこんだ春にじんわり焦る。
たまった作業が雪壁のように立ちはだかっております。ウガウガウガー(チズのまね)
※教室などお問い合わせは「美土里の洞」0279(88)8383または090(2932)8419までよろしくお願いいたします。
「To horse!(=乗馬!)」
勇ましい号令とともに馬上で意気揚々。駄馬は承知の上。
駄馬だからこそ、のどかに一歩一歩、力強く進もう。
(↑馬に描いた羽はまだ飛べなくて「持つところ」。強く握ると怒られるよ・笑)
……あたらしい日々をこんな気分で踏み出しました。がんばるぞー!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとっても幸多き年でありますように。よい年にしましょう!
※冬期のギャラリーと陶芸教室については前回→★のこの色の文をご参照ください。
上の写真にある練り上げの中皿とアルルカン柄の小舟は、シショー作。
年末には練り上げ用の材料を買い込んでいたので、春には新作が期待できるかも。
※シショーファン&旧知の皆さま!冬の間、時々ヒゲがなびく程度のプレッシャーを草津方面に投げて下さい。放っておくとヤツは寒いと言ってすぐ丸まります(笑)
私は今年も引き続き、すっかり良い相棒となった壷人たちと
コロコロいろんなところへ転がっていきたいと思います。
まだまだもっともっと進化したい。日々精進だ!
イマドキの作り手はただ作ってるだけじゃダメだ、と業種問わず語られています。
自己発信・自己プロデュースが容易な昨今。
時代の気分をなぞって、ちょっとすてきな物語をまとって、
可能性はカンタンに広がるけれど。
たやすさは、美意識と自意識のさじ加減を雑にする。気付かずスノッブに転ぶ。
その座りの悪さが、作品ににじみ出てしまわないかな。要領の悪い私は自信がないです。
冒頭の繰り返しになりますが、駄馬だからこそ
噛みごたえのある手元の作業に全力をそそぎたい。そそがなければ間に合わない。
以上、去年あらためて再認識したことです。
ちょっと近況。師走から年をまたいだ師に追いかけられながら、今に至ります。
(このご時世、忙しいのはありがたいことですが)初詣にも行けないままほぼカンヅメ状態。
あげく新年早々、正面つむじ手前に親指の頭ほどの小さな円形脱毛症をシショーに発見される。
ズバリ「鬼太郎のオヤジ」の位置。もういっそ顔描いて笑い取ろうかな、と言ったら
年下の友人に「まだ女捨てちゃダメだ」とたしなめられました。了解(笑)。
そんなこんなはありますが、基本的に我が家はみんな元気です!
冬空の散歩道、色違いのボーダーT姿のブッチーズ(ハチ&チズ)が日なたを選びながら楽しそうに歩く。
皆さまもどうぞ、日なたを見つけながらトコトコ冬を乗り切りましょう!
JUGEMテーマ:アート・デザイン
↓文末に大晦日の追記あり
(タイトルに意味ナシ。思いつきの出まかせです)
怒濤のゲージュツの秋が終わり、腱鞘炎に悩まされつつ師走。
年内〆のあれこれにスライディングの日々。
まずはとり急ぎ、事後報告とお知らせを。まいど後手後手でごめんなさい。
ギャラリーは先月の最終週末をもって冬期休業に入りました。皆々様、今年もありがとうございました!
草津の陶芸教室は真冬も営業中。窯場を兼ねているため雑然としておりますが
薪ストーブ&ブッチーズ(ブチ犬親子)と共にお待ちしております。
※教室作品の発送が一部遅れております。お待たせしている方、ご心配おかけして大変申し訳ありません。
順次必ずお手元に届きますので、どうか今しばらくお待ちください。ご不明な点などございましたら
恐れ入りますが、0279-88-8383(草津の工房)または090-2932-8419(山口)までお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
秋は足早に去り、すかさず冬到来。「冬が早いよ」という地元予報、的中してしまいましたね。
シショーの「今年は地蜂(通常は地表近くに巣を作る)の巣が軒下にあるから台風が多いぞ」も的中。
「なっ!だろーっ!」とピッカピカの得意満面でした。
さて、山でそろそろ気がかりなのはこの冬の積雪量。
カメムシの数と雪の量は比例すると聞きましたが……はてさて。
(冬眠前の挨拶まわりで盛り上がったカメムシ話。カメムシには色々聞きたいことがあるよね)
そういえば野鳥の会会員のオナジミ氏はこの夏「気味が悪いくらい鳥がいない。いても皆くたびれてる」と
しきりにおっしゃっていたなあ。何十年観察していてこんな年初めてだよ、と。気候との関係はあるのかしら。
そして大本命、ハナのきく地元民の間ではもっぱら……「この冬は寒くて長くて雪が多い!」
さ、三重苦?うわー当たりませんように!
11年目=フタケタ突入1年目!と少しあらたまったのは私の気分だけで、
美土里の洞はあいかわらずの旧態然(HPもココも…いわんやSNSをや)。
それでも、おなじみの方・初めましての方、今年も方々からお越し下さいました。
そして各所のクラフトフェアや展示でも、心躍る出会いがたくさんありました。
あらためて心から感謝を。ほんとうにありがとうございました。
一方ではイベントや展示に追われ、臨時休業などでご不便おかけしたところもありました。
(ご注文頂いている方々、追って個別にご連絡いたします。よろしくお願いいたします)
キャパオーバーなんていうと全くえらそうで、要領の悪さもあったと思います。来年の課題です。
作品について直接お電話を頂くことも増えて嬉しいです(ポートフォリオサイト、未だ準備中…スミマセン)
気のせいか私宛の電話は「笑いをこらえながら率」高し。
「つぼじん(フフッ)作られてますよね」とか「今も目の前の棚に『いる』んですけど(フフッ)」とか。
こちらもつられて「く、口笛ふいてるアイツらですね」と肩を震わせながら答えております(笑)
熱意のこもったありがたいお言葉に思わず涙ぐんでしまったこともありました。
なにより愉しんで頂けていれば本望なのです。
(余談)
冬期休業に入り、少しポカンとしてしまった冬の始め。
宵闇に浮かぶ一足先に雪化粧した遠くの山が、干しっぱなしのシーツに見えた。
毛抜け防止の真っ赤なTシャツを着たハチが、メタボ体型と相まって安いハムに見えた。
……ひたすらアウトプットの一年だったのだ。思い立って単身上京。
渋谷〜青山界隈、観たかった映画と知人の個展、ギャラリーはしご、とどめに世田谷美術館(←ルソーとアウトサイダー。
昔観た時ほどのインパクトはなかった……前回はシュヴァルとかダーガーとか強烈ラインナップだったからなあ)
誰にも知らせず一人でタッタカタッタカ一日中観て歩いた。気が済んだ。
さて!さっさと腱鞘炎なぞ吹き飛ばしてドシドシ作ろう。
同業の先輩氏に教わった競走馬用の塗り薬(!)でだいぶ楽になりました。あっ来年はウマ年か。
(おまけ)
ブッチーズ(ハチ&チズ)ファンの皆様へお歳暮代わりに最新ニュース&懐かしい秘蔵写真を。
今年はブッチーズ三代目誕生!チズのキョーダイ犬・テンちゃんが早くもパパに。ハチ11歳、おじいちゃんです。
↑
2年前のチズたち。コロッコロ!チズ以外はそれぞれ新しい家族の元でスクスク育ってます。
A…テンちゃん(前橋の友人S家へ。一番おっとり甘えん坊だった子がいち早くエビちゃんのパパに!)
B…チズ(我が家のブッチーズ娘。一番チビだけどガッツあり。手袋コレクター。お転婆が過ぎてハチ親父に時々怒られてる)
C…ロクちゃん(嬬恋のキャベツ農家Kさん家へ。一番マイペース。ドーンと構えた肝っ玉母さんタイプ)
D…バディ(アーティストSさん家へ。一番ハンサムガイ。チズと仲良し。今年の中之条ビエンナーレで人気者だったそう)
子犬がコロコロいた日々、たのしかったな〜。写真眺めながらつい遊んでしまいました。
年内にもう一回更新できることをみこんで、年の瀬のご挨拶は次回に。
雪がうっすら積もっています。おしまいおしまい。
↑やはり年内もう一回更新、間に合いませんでした……
年越しそばと日本酒で満腹&赤ら顔のまま、年賀状書き続行中です。
(いただいているのは銘酒「金滴」。現代の数奇者(?)友人の杜氏・Kさん、渾身のお酒!
旨いです。おすすめ!)
あらためて、今年一年ほんとうにありがとうございました。
大晦日、澄んだ夜空に輝くたくさんの星。いろいろありつつ、とても充実した一年でした。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。ソレデハ皆さま、よいお年を!
昨年より持ち越してしまった気がかりもいくつかありますが……(前回の記事をご覧下さい→★)
そして(松の内を過ぎてしまいましたので)寒中お見舞いも申し上げます。
今冬の冬将軍は手強いですね!早くも氷点下フタケタが日常になっております。
草津では温泉帰りにタオルをクルクル振りまわすと、あら不思議、
その場でカキーンと棒状に凍ります(シショー談)。
今晩こそやってみようといつも思うのですが、風呂上がりとはいえ氷点下。
のんきな実験などかなぐり捨てて、あたたかい車へ一目散です。
昨年を振り返ると「美土里の洞」でもプライベートでも、たくさんの再会に恵まれた年でした。
じつは『こんな時代』に、子どもの頃夢中だったこと(かいたりつくったり)の延長線上を
いまだ歩き続けている愚直さと、それを生業にしているずうずうしさを
ふと恥ずかしくなる時がありました(ほんとうに今さらなのですが)。
そしてそんなユラユラ水底へ沈んでいきそうな気分を
その度グイッと引っ張り上げてくれたのが「再会」でした。
変わらない笑顔で懐かしんで下さるお客様方からは「初心」を、
フルタイム半裸のヤクザ家業(創作なんてそんなものだ)に腹くくってる友人たちからは「本分」を、
自分の中で再確認することができました。ほんとうにありがたかったです。
(前後してしまいましたが)↑の写真はシショーの「練上げ」の新作です。
顔料や鉱物を混ぜた色土を組んで作る「練上げ」。
特にシショー独自の手法は手間とコストがかかるので、コツコツコツコツ作りためております。
この写真は年賀状にも使いましたが、久しぶりの練上げにさっそく反響をいくつか頂いて嬉しかったです。
私の「壷人」は、昨年まさかの超有名セレブ御夫妻お買い上げ!などのミラクルもあり、
ますます調子にのってます。すみません、ミーハーです。
今年もドシドシ作りますよ!(心の中で「つぼひと様」と呼んでます・笑)
オマケ。巳年、ということで「ウロボロス(尻尾をくわえている蛇の図)」。
ウロボロスは古代神話や文化、宗教などでさまざまな象徴とされていますが、
循環とか陰陽とかそのあたりのイメージが今(個人的に)ピンとくるようです。
陰陽の二分化は善悪ではないんですよね。光も影も一体。
学生時代、デッサンは「影をとらえろ」「空間を描け」とか教わったけど
描くことに限らず、ものの見方全般の真髄だったのかもしれない。
よしっ今年はなにごとも立体的にとらえることを心掛けよう!と、眉間にシワ寄せ抱負をこじつけつつ、
けっきょく水玉&ハートなウロボロス↑…ついでにブッチーズも描いちゃった(笑)
新しい日々は始まったばかり。愉しんでまいりましょう。
あらためて、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
]]>……年の瀬」を迎えております。
冬期休業の告知もせず、失礼いたしました。
(ギャラリーは11月26日から冬期休業に入りましたが、草津の工房は開いております)
じつは今年に入ってから窯の不具合が続き、四苦八苦しておりました上に
かねてから体調不良を訴えていたシショーが入院してしまい、大幅に焼成作業が遅れてしまいました。
ギャラリーへのお問い合わせと共に、発送の遅れている教室の作品へのお電話も頂いており、
たくさんの皆さまにご心配、ご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。
お問い合わせのお電話口から、皆さまが楽しかった思い出の形が届くことを
心待ちにしていらっしゃるご様子が手に取るように伝わります。
ましてやあたたかいお言葉を頂くことが多く、恐縮と焦燥感で電話片手にひたすら平身低頭です。
こちらでのご案内も後手後手で気がついたら年の瀬。……猛省しきり。
発送のほうは、通常より2、3ヶ月遅れてしまっておりますが
順次お手元にお届けいたしますので、恐れ入りますがもうしばらくお待ち下さい。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
シショーの体調のほうでも、いろいろな方にご心配頂きました。ありがとうございます。
当初は本人も私もあまり深刻ではなかったのですが、
いざ入院・手術となるとお互い明らかにカラ元気の奥に不安の影が。
シショーにいたっては手術前夜、緊張のあまりねぼけてベッドから落ち、
ワンパクな入院患者として周囲に笑いを提供しておりました。
私もふとした時によからぬことを、ひとりになってしまったら、とか考えてしまいました。
結果的にはおかげさまで手術後は憑き物がとれたように元気回復、
「オレ5才くらい若返ったかんじだよ!」とピカピカした笑顔で豪語し、
単純すぎる!とまた周囲に笑われております。
とはいえ病状は予想外に重症だったようで
担当医の先生に「もう少しほっといたらこの先××××だったよ」と釘をさされて
病院帰りの道すがら、ふたりじんわり背筋が寒くなったのでした。
やっぱり健康第一。なにはなくても元気が一番。イノキはけっこう正しい。
先日は深夜の作業の合間に双子座流星群を眺めつつ、相変わらずくだらない話をしながら、
そんなことをしみじみ思いました。
……なんてちょっとロマンチックに〆そうになってますが、
実際は極寒の空の下、ありったけ着込んで野営のようにドラム缶の焚火にあたる姿は黒っぽいビバンダム2体。
だいぶ空もかたづいて来たな〜(なわけない)そもそも流星ってなんなんだ?から始まって
デタラメ知識を披露し合えば、理系の人が聞いたら蹴飛ばされそうなデマカセ・オンパレード。
片や頭の隅っこでは流星が描く見事な長い尾にやりかけていた金継ぎを思い出し、
今度ちょっと奮発して高い面相筆買ってこよう……とかね。そんなところです。結婚生活13年。
今年を振り返るのはまた後日として、まずは無事一年を過ごせたことに感謝いたします。
旧知の友はもちろん、出会いの一つ一つに励まされた一年でした。ありがとうございました。
ウカウカしているうちにすっかり冬本番、寒い日が続きます。
皆さまもどうぞあたたかくして、よいお年をお迎え下さい。
殊に後半は悪天候の中、お運び下さった皆さまに感謝いたします。ありがとうございました!
さて「行商のオバチャン3weeks」(←今気づいたスケジュール)第二弾!
今週末の二日間、北軽井沢の杜クラフトフェアに参加いたします!
詳細はこちらをご覧下さい→★(FaceBookもあわせてどうぞ→★)
第五回目を迎えるこのイベント。
今年も新作持参で皆さんと二日間を愉しみたいと思います!
ダブルブッチーズ(ハチ&チズ←ブチ犬親子)も連れて行かれるかな……お転婆チズのお行儀次第だ(笑)
それにしてもじわじわ上陸しそうな台風……あれは水平移動しかしないのかなあ。
なにかの拍子に上昇気流に乗って大気圏突入してくれたりしないものですかね。
晴れ女晴れ男の皆さま、こぞって秋の北軽井沢へぜひ!
(もちろんそれ以外の方も大手を振ってぜひぜひ!)
紅葉には少し早いようですが、清々しい秋の高原にどうぞ遊びにいらしてください。
※ギャラリー・工房の方はこの二日間臨時休業といたします。
とはいえ近場ですし、お応えできることもあるかもしれませんので
御用の方はお電話ください。どうぞよろしくお願いいたします。
]]>「幸福といふものはたわいなくっていいものだ。この多幸感あふれる蛙ほどあっけらかんと生きられなくても
おれはいま土のなかの靄のような幸福に包まれてゐる。
地上の夏の大歓喜の。
夜ひる眠らない馬力のはてに暗闇のなかの世界がくる。
みんな孤独で。
みんなの孤独が通じあふたしかな存在をほのぼの意識し。
うつらうつらの日をすごすことは幸福である。
この設計は神に通ずるわれわれの。
侏羅紀の先祖がやってくれた。
考へることをしないこと。
素直なこと。
夢をみること。
地上の動物のなかで最も永い歴史をわれわれがもってゐるといふことは平凡ではあるが偉大である。
とおれは思ふ。
悲劇とか痛憤とかそんな道程のことではない。
われわれはただたわいない幸福をこそうれしいとする。
ああ虹が。
おれの孤独に虹がみえる。
おれの単簡な脳の組織は。
言わば即ち天である。
美しい虹だ。
ばらあら ばらあ。」(草野心平『定本 蛙』より「ごびらっふの独白」)